六月の終わりに、記憶している限りでは生まれてはじめての事として、都営バスに乗った。家から二百メートルほど歩いてバスを待ち、二百十円を支払ったらもう六本木の中心にいるのだ。あらためてバスの利便性と、降車したときに財布の中身が八百八十八円だったことに言葉を失った。末広がりにもほどがある。

 六本木の21_21_DESIGN SIGHTで開かれている、『AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展』を訪れた。
 二時間ほどの体験で得たものを、うまく言葉で説明することは出来そうにないけれど(だからこそ、それは音と映像で表現されているのだ)、誰かの紡ぎ出した何かが、何かに導かれた誰かを繋いでいる感触があって、鑑賞者としてそこに関与できることの面白みが感じられた。

 と書いていて思い出したけれど、そういえば『78』のコピーは「あらゆる場所で、あらゆることがでたらめに美しく響きあう。」なのだった。優しくため息をついてしまう。

「日本のW杯へのチャレンジがひと段落するたびに、日記を一冊にまとめる」くらいの頻度が、わりと平常運転なのではないか、と考えたりもしつつ、写真とテキストを整理。

bicoid Note

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